小野小町生誕の地として建立。小町ゆかりの遺跡も周辺にあり
平安時代の歌人、小野小町は809年、湯沢市小野字桐木田に生まれたといわれています。小町堂は小野小町を奉る御堂として、昭和28年に建てられ、現在の小町堂は平成7年に建て替えられました。
小野小町伝説
小野小町は、今から千二百年ほど前、大同四年(西暦八○九)に出羽国福富の荘桐の木田で生まれました。小さい頃より容姿や才覚に優れ、当時の六歌仙、三十六歌仙にも名を残し、世界三大美人の一人といわれています。
小町は、十三歳の頃に京にのぼり、十六歳で宮中に仕え、帝の寵愛を受けたともいわれていますが、故郷恋しさに三十六歳の頃ふる里に帰りました。晩年は世を避け、一人で岩屋堂に住み、歌を詠み、香をたきながら自像を刻み、九十二歳でその生涯を閉じました。