稲庭城
稲庭城外壁修繕工事について
稲庭城にて令和6年5月17日(金)から外壁修繕工事が行われます。
稲庭城に作業足場等かかりますが、稲庭城は通常通りご利用いただけます。
なお大変危険ですので作業エリアへは近づかないようご注意ください。
期間 令和6年5月17日(金)~ 6月30日(日)※予定
お問い合わせ先
稲庭城 0183-43-2929古舘庵 0183-43-2649
稲庭を治めた小野寺氏の居城
中世の山城の雰囲気が味わえる
鎌倉時代初期から約400年もの間、県南一帯を治めていた小野寺氏。その居城跡に建てられたのが稲庭城であり、地域のシンボルともなっています。
中世の典型的な山城であったと伝えられる稲庭城。その二の丸跡にある館は、今と昔を結ぶタイムトンネルです。
館内には、小野寺氏をしのぶコーナーをはじめ、町の歴史ゾーン、産業ゾーンなどがあり、楽しみながらまちのあれこれを知ることができます。
うどんづくりの工程や漆器の木地引きなども展示されています。
また、展望台もあり田園風景や皆瀬川が手に取るように眺められ、春から秋が特におすすめです。
黄金の茶室は必見
館内のコーナーで特に話題になっているのが、黄金の間。漆器と仏壇の技術を生かし、天井まで金箔を張った茶室は、茶道具まで金づくし。金箔張りの職人が腕をふるったこの黄金の間は値段のつけようがないほどです。
さらに、東北最大級のスロープカーが稲庭城まで運行し、城下にある古舘庵では地域の物産を販売しています。
展示内容
1階 まちの「今」の顔
四季の景色や名産品などのイメージパノラマをメインに、まちの「今」の様子をごらんいただけます。県内屈指の産業のまちとして、また名産品と美しい景観、心豊かな人々とのふれあいが感じられるコーナーです。
2階 伝統産業と土地改良史
川連漆器、稲庭うどん、秋田仏壇など秋田を代表する伝統産業のまち、湯沢ならではの特色あるフロアです。それぞれの作業工程と歴史が、人形やパネルなどで楽しく展示されています。
なかでも必見は漆器と仏壇の技術を生かした純金箔張りの黄金の間。茶室の総金箔張りはもちろん、置物にいたるまで金箔という豪華さで、使われた金箔と職人の技術料は、換算できないほどです。
この他、水不足から農家を守るための土地改良の歴史もビデオなどでわかりやすく紹介します。
3階 小野寺氏と街の歴史
稲庭地方を支配した小野寺氏の波乱に満ちた興亡をしのぶ、ゆかりの品々を展示しております。当時の山城の想像図や、城跡発掘の出土品など鎌倉、江戸、現代へとつながる歴史がつづられています。
この他、縄文時代からの街の歴史も興味深いものです。
4階 街をのぞむ展望台
標高300mの大森山。展望台から見る景色のすばらしさも稲庭城を訪れる人の楽しみです。陽光を受けて光る皆瀬川、美しい田園風景。
街のはるか向こうには栗駒の山々が連なり、皆瀬、平鹿まで一望のもとに見渡せます。
稲庭城最上階の展望室からは、遠く仙北平野までが一望できます。なんと大曲の花火が小さく見えるという事もあり、山城としての立地条件がとても良い事を物語ります。
歴史に思いをはせながら、城下の町並み、田畑、山々を見渡してみてはいかがでしょうか。